雨の日に思い出した事。ロンドンあれこれ。
寒くなったらミルクティとスコーンが恋しくなります。
イギリスの3時のおやつで大好きだったのが
クリームティと言って
スコーン、クロテッドクリーム、イチゴジャムと、紅茶。
日本でスコーンセットでブルーベリージャムと生クリームが出てきた時
うーん、ここを外してはならぬのに…
食べ物には適当な私ですが、
スコーンは絶対、クロテッドクリームとイチゴジャム!!
田舎のティールームでは当時800円くらいだったかな。
歌手として世界中を飛び回っていた先生のご自宅は
ハイストリートにお店が5、6軒しかない
小さな「村」でした。
きっとロンドンでは、心がお休みになれなかったのでしょうね。
先生のハードなレッスンが終わって
あー課題が今日もてんこ盛りだ…
お茶しよ!
イギリスの秋は寒く、いつもうす曇りな空を見上げながら
村に一軒しかないティールームへ行って
古びた陶器のカップとステンレスのティーポット
下手したら100年前からこれかしら?
と、思うような
地元の人が、昔ながらの時間を過ごすしつらえ。
その日常の素朴さが、とても好きで
お気に入りの席で暖炉の火を眺めながら
よくぼんやりしていました。
この時はもう大学院は卒業していたので
歌、体、発音。
オーディションを受け
有難いことに、一流の先生に個人レッスンをしていただけた日々でした。
どの先生にも
無償の愛情をたくさん頂き
今思うとどんなに贅沢な事だったか。
なのに、あの頃も今と同じく
とろいまま生きていた気がします。
もったいないなー
1時間半かけてロンドンのフラットに戻る間
薄汚れた列車のシートにポツン。と座って
(イギリスの急行列車はまあまあ汚れています)
仕事も、所属も全てやめてロンドンへ来た事とか
ぼんやり考えてるうちにロンドンに到着。
足早に歩くイギリス人の波にもまれながら
(っていうか、足の長さが違うし!)
地下鉄でぎゅうぎゅう詰めにされながら
クタクタになってフラットでバタンキュー。
夜中にお腹が空いて目が覚めて
週末に焼いておいたスコーンを暖めて食べて
深夜番組を見てると
こ・れ・が
結構凄いんですよね〜
イギリス人の性癖を扱った番組とか
昼間と全く違うの、バンバン放送してて。
昼間のポライトなイギリス人のイメージが総崩れ。
まあ、そんなものか。
イギリス人も、往往にして無理してる感多いしね。
今日みたいな雨の日は
そんな事を思い出しました。
そうそう、日本で手に入るのかな?
バターミルクを使うと
簡単で、超美味しいスコーンが焼けます!
フラットでよく焼いてたなあ。