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まさか、これもオフィーリアの歌?

2020.03.24. | 


今翻訳している曲なんですが

ド直訳で見ると「死んだ男の親指」って一体何よ?
と20年前の私は思ったでしょうが
いやー歌手として翻訳し続けてもう
いい加減ピンとくる年月が経ちました。

このアルファベットの文字面から
この時代背景から

多分、お花の名前だろうと。



そしてそれはきっと、素朴な野のお花系の気がする。

って事は
シェイクスピアも絡んでるよな。



というバックグランド想像しながら翻訳していたら



この歌詞、
若干シチュエーションは違えども
シェイクスピアのハムレットの
恋人オフィーリアが絶望して
気が狂っていくシーンの歌そのものだわ…



と感じ、ハムレットの4幕、第七場を読み返してみると

ビンゴー!


“Our cold maids do Dead Men’s Fingers call them.

日本語訳は
貞淑な娘たちは死者の指と呼んでいます。 


はい。

英語の古語→現代へのリレーや

裏付けに1、2時間時間を取りましたが
今回は見事に全て、プロセスの予想は大当たりでした。


最終的な学術的な検証は専門家でないと不可能な領域だし
(それでも「絶対」はないと思いますが)


私は論文を書くわけではないので
音楽家としては、この路線だな。ニヤリ。
のところで
ネタは揃ったので

あとはじっくり立体的な音楽を想像して
楽しんで
足したり引いたり伸ばしたり縮めたり
あらゆる感覚を使って
音楽へ息を吹き込みます。



このプロセスをうまく踏んで翻訳できるかどうかで
お客様に届く
音楽の運命(印象、テンポ、カラーなど)
ガラリと変わるので

結構ドキドキで真剣な翻訳タイムですが


知らないことを知る事は
私にとっては幸せであり、精神の自由であり、生きる事なので
たった一言の翻訳の裏付けに数時間を費やしても
それが、非効率的であっても

音楽家としては、そのほうが大事な気がするのです。
ので、私はやります。


という 感じで!


基本私は超怠け者のめんどくさがり屋ですが
最後に全部やり直すのは、
3周回ってスタートに戻るくらい、究極にめんどくさいので
最初に集中します。


夢中でその周辺を調べたり、吸収するので

結局練習不足になり
リハーサルに間に合わんぞーっ!て
脳みそが危険信号出して
飛行機に乗り遅れる悪夢にうなされたりします。




この歌、

5月17日(日)
13;30
 豊中市の登録文化財 
旧羽室家住宅
(きゅうはむろけじゅうたく) 
所在地 :豊中市曽根西町4丁目4番15号 

で歌います。

共演は
リュートの佐野健二さんです。


入場無料の特別企画なので
(詳細がまだ確認できていないので)

ご興味ある方は丸谷までお問い合わせくださいね!









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