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フェニーチェ堺 大、小ホールへ初訪問

フェニーチェ堺
どうしても縦になってくれないザビエルさん

大ホール、小ホール、
1週間以内に両方とも、耳が新鮮なうちに
しかも歌のプログラムで聞けたので、ちょっと嬉しい。



最終的な感想は

「堺市民の方、近くにこんなホールができていいなあ…。
このホール、年月を重ねたら
どんな風に音が育つのだろう?
ワクワクするなあ!」

でした。


そして私は演奏する側が多いので
細かい音響の数字とか仕組みとかは、そこまで詳しくはないし

まったく同じ歌手を、長年にわたり様々なホールで聞き分けたわけではないので
偉そうなことは言えませんが…



建物の印象は

客席が落ち着いた配色、デザイン、ちょうどバランス良い感じ。
様々な年齢層の方が行かれても気分がいいと思う。
多分、何回もすっと足が向くような。

これ大事なのです。
と、個人的に思うのは
人間ってあまり自覚はないのですが、
目に映るものは、結構心に負担をかかるんですよね。

デザインが音楽より目立つホールは
演奏する側も、お客様も
知らず知らずのうちに疲れてしまう気がするので。

(海外の絢爛豪華な一流老舗のホールはまた別のお話。
あれは年季も入って、一つの生き物だから)


さて、一言シリーズ。

大ホールの印象は
優しい響き。

小ホールの印象は
素直。シンプル。珍しい響き。

あ、三言になっちゃった。

歌手として
私、このホールで歌ってみたいと思いました。


大ホールはルネサンス、バロック音楽のキャパではないのですが
残響にそう思わせる優しさがある、というか。

今回の公演は、フルオケだったせいか
歌手にマイクが入っていたのと、
生声(もしかするとうっすらマイクかけてたかも)
両方聴けたのですが、

舞台側からいつも見ている景色を想像した時に、
ギターやフィドルとケルト音楽を歌う時に
(この分野はマイク使うときもあるので)

なんか、きっと、舞台からこの空間を愛せるだろうな、私。
という印象。

大ホールでも歌ったこともありますが
やっぱりそういう感覚って、あるんですよね。

そういう演者の気持ちが
演奏によってホールを育てるというのもあると思うので

その気にさせるホールの雰囲気って、すごく大切だと
演奏者としては思うのです。


そして
小ホール♪

は、面白そうなんですよね。なんだか。

最初聞いたとき
おや、珍しいな、この響き方。
なんだか素直。
シンプルな音の動線。

このホール、実際に私が舞台で歌ったらどんな響き方するんだろう?
私にどんな、ベストの鳴らし方ができるのだろう?

ぷわ〜って丸い感じがいいのかな、
シャープにするとしたら、ジャンルや楽器によって決まるしなあ、
楽器の弾き手の個性もあるしなあ、
それを踏まえた上でどう歌うかな、私。
とか

もう、生声で
ホールと共同作業してみたい!

と、むくむくと興味が湧いて。

アントネッロさんのプログラムも
かつて歌ったことのある曲が沢山演奏されたので
心はひとり妄想状態。

アントネッロさんは、安定した演奏、脚本と素晴らしかったな!




カフェはポンテヴェッキオ系列。

実はポンテさん、ご縁が多々ありまして
今度の12月8日も友人のイヴェントで歌う予定だし
ランチやディナーも20年前の本店を最初に
個人的にも、ちょこちょこ伺っています。
美味しいのよね…ティンバロ。


今回は時間がなかったので立ち寄れなかったけど
好きなお店の一つ。
カフェ部門は、次回の楽しみにとっておきます。


いやーそれにしても。
いいなあ、堺市民の方…←まだ言っている。


楽しいホール探訪でした。


これから観客の皆さんによってエネルギーが回り
年月が経って
ホールの音の魅力がどんどん引き出されて

今のピチピチな音が
どんな風にまろやかになるのか
楽しみにしています!








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